投資家としての成功の秘密

2010年05月01日

投機家としての成功の秘密 5


合理的思考という言葉を用いるよりも、
「予知」、
という言葉を用いたほうが、
よいかもしれない。


予知は、
思考の発達に先行する。

それはむしろ、
動物の行動に近い。


金融市場に関する記述には、
雄牛(bull)、
熊(bear)、
群居本能(herd instinct)、
などといった動物の比喩表現が、
多くある。



科学理論は、
実践者の間においては、
影響力が小さい。


だからといって、
思考の余地が、
ないというわけではない。


思考と感情が、
複雑に織り交ぜられる結果、
人間の行動が、
総じて合理的であると、
理解されることはない。



私は、
ほとんどの実践者よりも、
思考に頼ることが多く、

感情の役割と、
思考の限界を、
認識した、
包括的な枠組みを、
誇りとしていた。


現役の参加者(金融現場担当者)の思考は、
傍観者のものとは、
まったく異なる。


私たちは、
それを、
合理的と区別して、
「組織的」
と呼んでもいいであろう。



科学者は、
永久不変の一般原理と統計上の確立に、
興味がある。


参加者は、
自らが関与する特定の一事例に、
注意を集中すればよいのである。



一般原理と確立は、
役に立つときもあるが、

それらが、
傍観者の観点に基づいたものである場合、
誤解を招きやすい。







参考♪




a_rise at 06:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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