その他
2011年06月21日
如意宝珠
如意宝珠(にょいほうじゅ チンターマニ 梵: चिन्तामणि [cintaamaNi])とは、
仏教において、
様々な霊験を表すとされる宝の珠のこと。
サンスクリット語で、
チンターとは、
「思考」、
マニは、
「珠」、
を指す言葉で、
「意のままに様々な願いをかなえる宝」、
という意味である。
如意宝、
如意珠、
または、
単に宝珠(ほうじゅ、ほうしゅ)、
とも呼ばれる。
日本では、
一般的に、
下部が球形で上部が円錐形に尖った形で表されるが、
チベット仏教の宗教画などでは、
円柱形で上部が円錐形に尖った細長い形で描かれる。
また、
3つの宝珠が積み重なり、
(一般には下に2個横に並び、
その上に1個乗った形)、
一つの火炎に包まれた物もあり、
これは三弁宝珠と呼ばれる。
仏や仏の教えの象徴とされ、
地蔵菩薩や虚空蔵菩薩、
如意輪観音をはじめとする仏の持物、
三昧耶形とされる。
無限の価値を持つものと信じられ、
増益の現世利益を祈る対象となる。
通常、
仏塔の相輪の最上部に取り付けられ、
そのほかの仏堂の頂上に置かれることもある。
また、
橋の欄干など、
寺院以外の建造物の装飾として、
取り付けられる擬宝珠は、
これを模したものとする説がある。
参考♪