歴史
2011年03月18日
情報収集 72
3/14(月)
1995年1月17日の阪神大震災の時は、
始値98円60銭、
安値98円59銭から、
高値99円30銭まで上昇し、
終値は99円10銭、
その後、
1月23日の100円25銭まで続伸した後、
本邦通貨当局の円売り介入にも関わらず、
4月19日の79円75銭まで反落した。
ドル・円は、
毎年恒例の3月の期末決算に向けた、
本邦機関投資家からの、
リパトリ(外貨建て資産売却・円買い)絡みの圧力に加えて、
東日本大震災を受けて、
本邦事業法人と本邦保険業界の、
膨大な円資金需要が発生することで、
円高が予想される。
市場筋によると、
東日本大地震に伴う保険業界の損失は、
最大150億ドル(1兆2000億円)に達すると懸念されており、
膨大な資金需要が発生するため、
米国債などの海外資産の大量売却が、
懸念されている。
本邦事業法人も、
国内の資金需要の発生に応じて、
国内の債権・株式や海外資産の売却を、
余儀なくされるため、
膨大な円買いが予想される。
国内外の株式・債券市場の下落は、
リスク回避としての円買い要因となる。
参考♪