株式
2012年10月15日
売掛債権
売掛債権は、
「売上債権」や「営業債権」とも呼ばれ、
企業の通常の営業活動などによって、
商品やサービスを顧客に販売したものの、
まだ受け取っていない代金を請求できる権利のことをいう。
これは、
企業(会社)の資産の一つで、
具体的なものには、
「売掛金」や「受取手形」などがある。
本用語は、
一般に、
売掛債権流動化や、
売掛債権担保融資保証制度などで使われることが多い。
売掛債権流動化とは、
決済期日が到来する前に、
企業が保有する売掛債権を、
金融機関など第三者に譲渡するなり、
担保として融資を受けるなりして、
資金調達を行うことをいう。
また、
売掛債権担保融資保証制度とは、
中小企業者が、
売掛先に対して保有している売掛債権を、
担保として、
金融機関が融資を行う場合に、
信用保証協会が、
保証を行う制度をいう(2001年に創設)。
<売掛債権担保融資保証制度の仕組み>
中小企業者が、
自ら保有する売掛債権を担保として、
金融機関から借入れを行う際に、
金融機関を通じて、
信用保証協会に、
当制度に基づく保証の申込みを行う。
そして、
本保証が行われた場合、
中小企業者が、
借入金を返済できない時は、
信用保証協会が、
金融機関に、
貸付残高の9割を代位弁済すると共に、
金融機関および信用保証協会は、
売掛債権から回収を行うという仕組みになっている。
■反対語:買掛債務
参考♪