―第2部 優先株の理論

2011年11月14日

P233 優先株の追跡調査


優先株について詳しく調査したところ、

その人気を支えていたのは、
一部の伝統ある大企業の数少ない工業優先株であった。


しかし、

こうした数少ない優先株の人気を背景に、
その後、
相次いで発行された工業優先株の多くは、
いっこうにパッとしなかった。


ハーバード・ビジネススクールは、

1915年1月から1920年1月までに発行された、
すべての優先株、
(発行額は10万〜2,500万ドル、全部で607銘柄)、
の追跡調査を行った。


その調査結果によれば、

1923年1月時点の537銘柄の平均価格は、
新規公開値よりも30%近くも下落しており、
(99→70 1/2)、

それらの優先株の投資家は、
手に入れたインカムゲインを、
かなり上回る元本の損失を被っていた。


こうした追跡調査の結果を見ても、

優先株は、
インカムゲインを目的とした投資としては、
極めて不利であることが分かる。

(607銘柄のうち70銘柄については、
発行会社でさえも、
その市場価格を把握できなかった。)


おそらく、

これら優先株の購入者の損失額は、
上記の537銘柄の損失額よりも、
かなり大きいと思われる。)











参考♪



a_rise at 01:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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