―第2部 保有証券の管理

2011年12月27日

P327 ニューヨーク証券取引所の会員会社


ニューヨーク証券取引所の、
大手会員会社の投資部門は、

こうしたケースとはやや趣を異にする。


顧客との取引に、
経済上の利害を持つ点では同じだが、

そのアドバイスは、
総じて丁寧で公平である。



証券取引所の会員会社は、
販売すべき証券を持っていない。


ときに、

一般の手数料よりもかなり高い報酬が得られる、
販売シンジケートに参加することもあるが、

個人向けの証券販売は、
証券引受会社ほど熱心ではない。


取引所会員会社の投資・債券部門にとっては、

証券の販売利益よりも、
社会的な高い評価のほうが重要である。


取引所会員会社は投機を煽る手先である、

などと批判する人に対しては、

「私どもは、
一般投資家の皆さまに、
必要なサービスを提供しております」、

といった返事が返ってくるだろう。


これらの会社に、
小口の債券購入のことを相談する投資家は、

売買手数料のなかから、
その相談料と時間代をちゃんと払っているのである。


そして、

取引所会員会社にとっても、

こうしたやり方は、

クールなビジネス・ルールに従って、
最終的には利益になるのである。


最初は、
小口の債券購入者だった顧客も、

その後に、
活発な株式取引者になることも少なくないからである。


これらの会社は、

債券投資家に対して、
株式の投機を勧めるようなことはしないが、

証券会社の店頭に行けば、
そうしたこともけっして珍しいことではない。











参考♪



a_rise at 05:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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