2014 投機日記
2015年01月06日
vol.65 年末相場・原油安・中東
日付
2014年12月18日(木)
通貨ペア
ドル・円
ユーロ・円
南アランド・円
取引
買
数量
5
3
1
成立値( 平均)
118.830円
147.544円
10.331円
【売買するとき、
何故その取引きをしたのか】
年末相場へ向けて、
11月下旬頃には、
↑ これだけのポシションを持っていた。
この時、
ドル・円は、
124円とか130円など、
上値を追う声がよく聞こえていた。
円高を叫び、
115円とか110円などという声は、
一切なかった。
事実、
12月5日(金)には、
121.40円辺りまで上昇している。
この時で、16,000円ぐらいのプラスが出ていた。
ここで決済するのもいい。
十分な数字だ。
だが、
今は年末相場。
おそらく124円、
さらには130円まで行くだろう、
と思い、
決済せずに、
121円台でさらにポジションを1つ増やす。
が、
次の週、
原油価格の下落(65ドル→57ドル)を主な理由に、
急落。
あっという間に117円台に。
完全にリスクオフモード。
暗雲が漂い始めた。
せっかくの年末相場で、
勢いが出てきて、
盛り上がって来た所に、
水差された感じだ。
で、
こういう展開になって気付く。
あっ、
中東の人達を忘れていたな、
と。
よくわからないけど、
この人達は、
たぶん、
僕らがワイワイがやがやと盛り上がるのを、
面白く思わないんだろう、
と思う。
なんでかわからんけど。
で、
テロとか起こしたりする。
今回は、
そういうのではなく、
原油の生産量を3ヶ月据え置く、
ということで、
武力とか暴力ではないけれど、
なんか嫌がらせっぽく感じるのは、
僕だけでしょうか?
せっかく盛り上がっていたのに・・。
でもまあ、
この人達のことも受け入れないと。
急激な円安の歯止めにもなって、
良いところもある。
あまり欲を出して、
自分だけが美味しい汁を吸おう的な考えは、
ダメですよ、
ってことです。
そんな人には鉄槌を!!
たとえ我が身を犠牲にしでも!!
的なモノを、
今回強く感じました。
面倒だけど、
中東の人達を忘れてはいけません。
みたいな感じで、
相場は一気に下落。
リスクオフ。
持っていたポジションも、
全て赤字。
一時、-15,000円ぐらいまで行った。
昨日、FOMCがあって、
緩和について「相当な期間」、
と、
利上げについて「忍耐強く」、
の両方を盛り込んだ声明がサプライズとなって、
一時、116円後半を付けたドル・円も、
118円50銭付近まで上昇してきた。
それでも、
まだ5,000円ぐらいのマイナスだ。
今年の年末はどうなるかわからない。
オイルマネー強いからなぁ。
それでも、
2014年最後の勝負はこのポジションで行く。
なんとかプラスで終わってくれればいいんだけど。
どうなるかはお楽しみです。♪
決済日時
2014年12月31日(水)
PM15:17
ユーロ・円 148.226×2 を、
成立値 145.482円 で決済
損益 -5,488円
さらに同時刻、
ドル・円 119.654×5 で買
2015年1月3日(土)
AM3:07
持っているポジション全てを決済
成立値
ドル・円 120.256
ユーロ・円 144.440
南アランド・円 10.276
利益 +8,415円
トータル
利益 +2,927円
【決済するとき、
何故決済したのか】
大晦日になって、
ユーロの下落がきつくなってきていた。
ギリシャの大統領選挙がうまくいってないらしい。
最悪のシナリオっぽいのがギリシャのデフォルト。
どうやら今年の年末は上昇相場ではなさそうだ。
2〜3日前からそんな気はしていた。
で、
引き際を考えていた。
で、
出た結論が、
元気のないユーロのポジションを赤字決済して、
それを取り戻すために、
勢いのあるドルを5つと多めに保有する、
である。
結果、
大晦日の31日が終わった時点で、
少しの利益が出ていた。
たぶん2〜3千円。(覚えていない)
なんとなく、
想定していたカンジではある。
で、
そろそろ年末トレードも止めて、
また月トレードに戻ることを考えだした。
すると、
間近では1/5(月)が満月となっている。
それまで待ってもいいかもしれないが、
自分の中の相場展開は、
アルコアの決算発表ぐらいの時期に、
調整下落。
である
だから、
もうちょっと待ってもいいかもしれないが、
2日(金)にプラスになっていたら、
決済しようと思っていた。
すると、
ラッキーなことに約8,000円のプラスが出た。
ユーロの赤字決済を入れてもプラスだ。
以上の理由により、
持っているポジション全てを決済した。
【利益・損益がどのくらいだったのか】
+2,927円円
【そのトレードから何を学んだのか】
今これを書いている現在2015.1.6(火)、
昨日の晩、
原油価格が50ドル割れ、
NY市場はダウで300を超える大幅下落、
ドル・円は119.30付近、
ユーロ・円は142.50付近、
となっている。
ちなみに、
全てのポジションを決済した後、
すぐにユーロ・円で売ポジを持った。
平均で143.945円×4で、
約5,000円の利益が出ている。
本当に危なかった。
何とかプラスで終わることが出来た。
年末トレードということで、
約1ヶ月前から、
上昇相場を期待して大きめにポジションを保有、
それで年を越す、
みたいなやり方が恒例だったけど、
今年はそうはならなかった。
思えば、
1. 日銀の緩和発表後→(約+16,000円)、
2. 原油価格の下落→(約-15,000円)、
3. FOMCのサプライズ→(約+10,000円)、
(4. ギリシャのソブリンリスク)
という流れの中で、
2.が起こったのは仕方ない。
完全に予想外。
だけど、
3.のところで、
決済という選択肢を、
もっと考えるべきだったのではないか?
と思う。
年末相場・年末トレードということだけど、
何が何でも1ヶ月前のポジションを持って、
年を越さなくてもいいんじゃないかな、
ということです。
結果、
ギリシャのソブリンリスクも加わって、
ギリギリの大晦日に、
マイナスが出ていたユーロ・円を決済、
それを取り戻すために、
大きめのドル・円でナンピン、
みたいな・・。
2.のところで、
暗雲が漂い始めたことに気づいていた、
オイルマネーの怖さも知った、
その後、
3.でプラスに戻った。
でも、
常に暗雲は漂っている気がしていた。
今年は年越し上昇相場にならないような気もしていた。
ちょうどその頃、
翔ちゃんの本で、
「引き際」について書いてあるところを読んだ。
その時、
一瞬、決済の事を考えた。
だけど、
全て決済したら、
利益は3,000円ぐらいで、
結局その時は決済するのをやめた。
その次の日ぐらいから、
ユーロの下げがきつくなってきた。
虫の知らせ的なものもあった。
そんな気もしていた。
結果的には、
なんとかプラスで、
この年末トレードを終わることが出来たけど、
ホントに危なかった。
でも、
自惚れじゃないけど、
最後の最後になって、
この「年末トレード」から、
「月トレード」へ移ることを意識して、
5(火)の満月に近い、
年越し後の2(金)に全てを決済して、
さらに、
アルコア決算前のポジション調整を考慮して、
ユーロ・円で売のポジションを持てたのは、
良かった。
これを書いている今現在、
思った通りになっている。
何度も言うけど、
今回は、
結果的に何とかプラスで終われたけど、
かなり危なかった。
学んだことは、
年末トレードでは、
必ずしも、
そのポジションを持って、
年越ししなくていい、
「引き際が大切」、
ということです。
♪